20130801

青年とアトリエ

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今日は岩手県に南部木杓子の青年(85歳)に会ってきました。

 青年とは→『青年に会いにいく

もっと早く伺うはずでしたが、時間を見つけられずに今日になってしまいました。

今回も連絡せずに行ったので会えるか心配でしたが・・・

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煙突から煙が出てるといらっしゃる証拠。

こちらは通称アトリエ。

木杓子の製作や書道をする時にご利用しています。

自宅の裏山にあり、登っていかないと行けません。

いつも真っ先に自宅に伺うのですが、まず家にはおられずに必ずアトリエにいます。

ココは、時間を忘れる程に落ち着きます。



こっそり窓から覗くと、木杓子を作っている最中でした。

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膝に布を巻き、木杓子を動かないように押し当てカンナかけ。

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角度を変えて、何度も何度も熟練の勘を頼りに削ります。

「連絡も無い、来ないし、忙しいからだべなーって思ってはいたけど、寂しかったよー」

と言われ、反省。

これからは、マメに会いに行きますからね!



今回は、miNcaで人気の木ベラを中心に仕入れてきました。

朴の木なので、とっても軽くて丈夫です。

なんと言っても購入してもらってからの評判が特に良いのが、この角度。

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一番右は特大サイズで、お客様からの特注オーダーです。
(10ヶ月もお待たせして申し訳ございませんでした)

ひとつひとつ微妙に太さや削り具合は違いますが、

どれを取っても、使う人のキモチを想って製作しています。



全てお父さんから受け継いだ道具類。

何一つ買い足したモノがなく、大切に使われています。

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年季が入った持ち手の木部とは相対するように、

刃の部分は新品のようにピカピカに研がれています。

道具を大事に扱う人を見ると、仕事の善し悪しがわかります。

自分はもっと暮らしの道具に対するキモチを改めないといけないなと感じさせられました。



最近は良い材料を見つけるのも一苦労になってきたと言います。

そして、後継者・・・。

なんとっ!他に南部木杓子を作っている方を見つけました!

青年より20歳くらい若く、青年のコトも知っていました。

当分この方の木杓子はお取扱いできないのですが、

そのほかに朴の木でターナーを作っていましたので、

そちらをお取り扱いさせてもらえることになりました。

冬の手仕事としてやっているそうで、

「ここらじゃ、男衆はみんな作れたんだよ」と

青年と同じ想いの方でした。良かった、良かった。




この時期、帰りがけにいつも育てているリンドウを青年は持たせてくれます。

皆さん、リンドウの花言葉わかりますか?

「悲しんでいるあなたを愛する」です。

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そう、お互いにこの想いなんだなって夏になると思います。








青年には『ますますこれから』が込められています。







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