20121025

定休日に中山人形を見学する

[カテゴリ:店日記]
[コメント:]

僕の小さい頃は、キャラクターのおもちゃやゲームが

溢れるほどあり、ばあちゃんがお土産で買ってきてくれた郷土玩具には

見向きも反応もしませんでした。

いま思えばもったいないと思うけれど、

当時は漫画やアニメの主人公よりは響かなかったと言うのが本音です。

歳を取ったのか、嗜好が変わったのか、

どうも最近気になっていたところ

郷土玩具に大変詳しく収集もされており、

県内のみならず、必ずその地に赴き職人さんに会いに行かれるという

お客様と巡り合う事が出来ました。

そして、本日そのお客様にご面倒をお掛けし、アポまでとってもらい

横手市の「中山人形店」さんに連れて行ってもらいました。
nakayama1.jpg
現在、制作されている樋渡徹さんは土練から絵付けまでの

全ての工程をお一人でこなしています。

そして、何だか久しぶりに横手の男に会った気がします。

言葉ではうまく表現できないのですが、横手人特有の親しみやすさがあり

話題も豊富で笑顔が優しい職人さんでした。


今は来年の干支「巳」の土鈴作りに追われていました。
nakayama2.jpg
蛇じゃないじゃないか?と思われた方は是非、樋渡さんに聞きに行きましょう。

樋渡さん曰く「干支の中でデザインも素敵で一番良い物」。

そこには意味がありました。


若い頃の話し、 

後継者の事、

商いの事、

制作の事、

今の若い作家たちの事、

などなど、たくさんお話しを聞かせてもらい大変面白く

ご自分も楽しみながら制作しているのがとても勉強になりました。



連れて行っていただいた方と樋渡さんがこけしの話しをしている時に

聞いていたら響く言葉がありました。

「本人を知れば、作品の表情がわかる」

これは、ご自分にも言っているのだろうと感じました。

いずれ衰える肉体、だがそこに今しかできない絵付けがある。

作品だけでは見えてこない本音の部分が聞けた様な気がした反面

僕にも小売りする大切さは何かを教えてもらったと思います。



「いつでも遊びに来ていいから」と言ってくれたのが嬉しく

また、横手の職人に郷土玩具への想いを聞きに行こうと思います。



Sさん、今日はありがとうございました。

とっても充実したお時間でした。

中山人形の注文品が出来たら見せて下さいね。
nakayama3.jpg
絵付けの作業場。







中山人形には『郷土の姿』が込められています。






関連記事
スポンサーサイト