20120929

特産品

[カテゴリ:個人的なこと]
[コメント:]

昨日は、お店をお休みして申し訳ございませんでした。

「第32回秋田県特産品開発コンクール」の審査員と言う

大役を仰せつかり、行ってまいりました。

県内で小売りをしている立場から流通や消費者に一番近い点で審査をとの依頼。

なぜ、僕が?と思いましたがこれも経験だと即快諾。

高校の選択科目で流通経済を選択はしたが、何一つ覚えていないぞというココロ

は隠し、度胸で勝負。



今回からは、加工食品部門と民工芸品部門ごとの審査。

当然僕は民工芸品を担当しました。

思ってた以上に応募は少なく、加工食品の3分の1程度。


ウソを書いてもしょうがないので正直に。

決して今回の応募作品に対しての誹謗中傷や悪口ではない事をご理解下さい。

miNca店主個人の感想であり、審査員全ての思いではありません。

そして、僕がこんな事を言うのは大変おこがましいですが記します。



伝統工芸品・美術工芸品・お土産物がごっちゃになっていて

特産品とは何だ?と感じてしまいました。

食品であればわかりやすいですが、とても審査が難しかったのです。

秋田杉を使っていたり、なまはげなどの絵柄があれば秋田のモノと

わかりますが、素材やデザインに秋田は関係なく秋田で作っているモノ

販売価格も何百円から何十万円もするモノ、

技術も卓越した技から機械や設備があれば簡単に作れるモノなどなど

これが悪いと言うのではなく

採点基準を自分で見極めるのが大変困難でした。

ですが審査委員長のもと、全員一致で賞は決まりました。



告知の仕方なのかはわかりませんが、県内の企業・工房・作家

地場の生産組合などの素晴らしい商品がほとんど無かったのです。

本当は、県内各地の名立たる伝統工芸品を圧倒的に追い越すような

新たな特産品に出会えると期待していたのですが・・・


自分にとって特産品とは

来年には作れなくなるお歳の人のモノではなく

何十年も安定した供給が出来て

価格でもなく

ましてや技術でもなく

色んな人が真似しても切磋琢磨し合いながら

辞める人もいて当然、残っていける

続けていけるモノであり

今ある伝統に則した商品開発でもなく

新しい商品が必要だと感じました。

そして、売れるモノでなければならないし

消費者の喜びにつながるものを産み出し、

その地域や秋田を豊かに出来得るモノでもなければならない。

この時点で自分の中でもぼやっとしていますが、

まぁそれがわかれば自分で応募しますが・・

もっと県内からたくさんの応募が必要だし、発掘も必要だと感じます。

ジャンル分けはないのでどんな分野からも出てきて欲しいと思います。



例えば「ブランドの秋田杉を使い商品化しました。」

どうして秋田杉じゃなければいけないのか?

素材としての杉のデメリットはたくさんあります。

商品によっては不向きなモノも良く見かけます。

そういった事にこだわらない新たな特産品を開発して欲しいと思います。

審査員にはデザインや歴史、工芸、民芸、クラフトや流通、機能性や実用性など

あらゆる分野の学識者・プロがいるのでまちがいない審査はしてくれます。

特産品にしたい思いがあれば応募して欲しいのです。


こんな生意気な事を言ったのは、

加工食品と比べて歴然たる差があり

こんな僕でもこのままでは民工芸品部門はダメだと思ったのです。

言ったからにはキチンと動きます。

皆さんと連携し、秋田の民工芸の特産品という意識を共通のモノに

しなければいけないし、変えたいのです。

この思いは来年、審査員に任命されなくともそう思ったのです。

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秋田県の特産品には『眠っています』が込められています。






20120927

NEW OPEN

[カテゴリ:他店情報]
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大曲駅から花火通り商店街を進み、丸子橋を渡ったところのすぐ右にある

お茶の兼松園さんの改装が終わり、本日OPENしました。
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とってもステキな佇まいで中も一段とオシャレ。

特に外観がすごく好きです。

もちろん内部の建物自体の梁や構造もキチンと生かされていて

こんな家に住みたいと思ってしまいました。
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こだわりの茶器やうつわ等も展示販売しています。
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そして、お隣のテナントには駅前の洋服セレクトショップ『PASSO』さんが移転OPENです。
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スッキリとした外観に洋服がとても映えます。
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miNcaつなぎばかりの僕がアレコレ言えないこだわりのセレクト。

自転車姿の可愛いオーナー石川さんがきっちりコーディネートしてくれますよ。

入り口から覗く兼松園さんのお庭の緑との相性もバッチリ。

今日は入り口も窓も開け放たれ、気持ちの良い風が吹き抜けていました。



今回の改装に伴い、裏手のBaticさんも売り場や配置がだいぶ変わっていました。
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とっても居心地の良い三つの空間。

だけど、建物は古民家一つ。

大曲にこうゆうところがあるってウキウキしてしまいました。

自分にとって、学ぶコトがたくさんのオーナー斎藤さんと石川さん。

リニューアル、移転OPENおめでとうございます!


皆様も是非、お出かけ下さい!!






丸子橋のたもとには『紅一点』が込められています。






※明日(9/28金)は臨時休業致します。
 明後日(9/29土)は午後13:00~営業いたします。

 

20120927

椅子の張替え

[カテゴリ:店日記]
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以前に椅子の張替えをしていただいたお客様より

もう1脚同様の張替え依頼がありました。
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化粧品と薬屋さんを営んでらっしゃる方なので

不特定多数のお客様がお座りになります。

前面が擦り切れ、ウレタンも減り合板が見えていました。

十数年一緒に働いた仲ですのでキレイにしてあげたい。

アイアンフレームはしっかりとしているので、座面を変えるだけでまるで新品!
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中綿もしっかり詰め直したのでもう十数年活躍してくれます。

いつものお客様との会話も座面同様弾むはず。






椅子には『歴史』が込められています。






20120926

miNca BLUE 完売御礼

[カテゴリ:店日記]
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BLUE_水色
掌-tanagocoro- 第二弾 『miNca BLUE』完売致しました。
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PHOTO:鈴木要介
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お嫁に行ったBLUE達。
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アズマ。
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カタテ。


ご購入頂いた皆様、ありがとうございました。

使えば使う程に手になじむ、この生地との出会いから誕生したmiNca BLUE。

生産終了致しました。


次回、残り少ない生地で数個しか作れませんが新たに進行中です。

バッグではありませんがお楽しみに。
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miNca BLUEには『手仕事』が込められています。







20120925

椅子

[カテゴリ:入荷情報]
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狭い店内に椅子が2脚入荷となりました。
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フレーム:ブナ材
塗装:ダークブラウン色(艶消し)
張地:miNca別注 ピンク

取引のある椅子張り生地屋さんの張地サンプル帳は2~3年で切り替わります。

夏に切り替えた際、新色のピンクを見て

「使いたい!」の衝動を抑えられずに出来上がってきました。
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どんな椅子に張ろうか悩んで選んだ椅子。

椅子なのにソファみたいな座り心地の座面なので

それならもっとフカフカモコモコにしてやろうとこの生地を。

とっても良く仕上がりました。

こちらは肘付きタイプも選べます。

木部の色もナチュラル色ございます。



こちらのダイニングチェアはリーズナブルで丈夫。
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フレーム:ブナ材
塗装:ナチュラル
張地:サンゲツ

見た通りシャープなデザインが特徴。

座り心地も良いです。

レトロなカラーで張ってみました。

アムンゼン織りの黒地にピンクがちりばめられた色です。

この色がお気に召さない場合は、選びきれないほど張地は

たくさんございますのでゆっくりとお気に入りを見つけてください。



椅子の張替え依頼がありました。

ダイニングの椅子です。
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とっても座りやすく買い換えたくないと使い続けた椅子。

張り替えたいと悩んでいたところお持ちいただきました。

レザーが切れてから長くご使用の為、へたりがひどく内部ウレタンも総取り換え。

へたっていても座りやすい椅子でしたが

更に座り心地UPで蘇りました!!
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思い入れのある椅子だけどシミや破れが気になるなど

お困りの方は一度ご相談ください。

買い換える前に今ある椅子を使う選択もあります。

コストも抑えられて気に入っている椅子であればもっと愛着が持てますよ。

そして、残ったお金は大曲でお買い物や食事に使いましょう。





椅子には『預ける』が込められています。









20120924

ヒロロ細工とマタタビ細工

[カテゴリ:入荷情報]
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福島県大沼郡三島町で編まれているヒロロ細工。

ヒロロ(和名/ミヤマカンスゲ・オクノカンスゲ)。

野山に自生するヒロロを採取し、縄にしてから作られています。
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手提げバッグとショルダーバッグ。

ショルダーのボタンはトチの実です。

両方とも内布が施されています。

こちらも冬の手仕事です。

そして、ヒロロ細工は女性の仕事。

細やかな優しさが一編み一編みに織り込まれています。

秋田では聞きなれない名前と見た目ですが、

日本の伝統的工芸品に指定されており

山ブドウやアケビにはない気品が漂っております。

ここまで編めるにはよほどの熟年した技と数を編まないと

到達できないと思います。

雪深い奥会津、

雪に閉ざされる家の中でおばあちゃん達が丹念に編んでいます。

ひと冬に編む分の材料を採取して・・




南会津郡のマタタビ細工です。
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マタタビの蔓を使って編まれています。

水切れが良く、しなやか。

野菜を洗ったり、これからは秋の果物やみかん、菓子器などに。

こちらも冬の手仕事。

編み終わると寒晒しすることで強度が増します。

底には四つの脚が編みの途中で作られていて見た目も座りもキレイです。

縁周りはクマゴヅルでしっかりと強度が保たれています。

来春は違うカタチもお願いしますので楽しみにお待ちください。





受け継がれてきた技には『暮らしの道具』が込められています。






20120923

ネズコ(黒桧)の曲げ輪

[カテゴリ:入荷情報]
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miNcaより車で高速を使っても約7時間、

福島県南会津郡桧枝岐(ひのえまた)村に行ってきました。


どうしてもmiNcaに置きたかったのはこちら。
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ネズコ(黒桧)の曲げ輪です。

秋田県人ならすぐに大館のまげわっぱを想像すると思いますが

ココ桧枝岐にも存在します。

この地方は奥深い山林で、山を生活の場として山で働く人をヤモード(山人)

とも呼んでいます。

檜枝岐村は平地が少なく周囲を山林に囲まれていたため、

古来より林業が最も大きな産業。

水田が無く山の斜面を焼き払って焼畑農業で雑穀栽培が行われていて

米が実らないため、米をはじめとする生活必需品を購入するため、

木製品を生産してこれを現金化して充てていたそうです。

桧枝岐の曲げ物は豊富な山林に自生するネズコ(黒桧)を使用し

水桶、メッツ(弁当箱)、柄杓、オボケなどの生活用品の生産をしています。

今では技の継承者も少なく作れる数もごくわずか。
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雪深い奥会津では積雪が秋田のそれをはるかに超えます。

積雪期の村民の手仕事として生産されているため、

大館みたいに会社や専業で作られているわけではなく

立派な設備もありません。

単板をしごいた跡や桜皮を通した時のキズもあります。

僕は、それがとても美しく感じるのです。

もちろん、柔かめのご飯でもお昼ごろにはネズコが吸湿してくれて

美味しく食べられますし、ヒノキの香りがプラスです。

山仕事のひと休みを思わせてくれるステキなメッツです。

そのほかに桧枝岐の村民手作りの木工品やイワシバのざっくりとした

編み巾着も入荷しています。



ネズコも無くなり、いずれはスギに移行するかもと聞きました。

であればますます貴重なモノになっていくわけです。

ただ救いは若い後継者が一人現れたそうで、

商品に出来るまでには数年かかるそうですが

絶やさずに残していってもらいたいと強く思います。





桧枝岐村には『山人』が込められています。








20120921

帰ってきました

[カテゴリ:入荷情報]
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9/19,20と福島県、宮城県に仕入れに行ってきました。

予定していた場所での仕入れはもちろん、偶然の出会いなどもあり

怒涛の二日間の仕入旅でした。


まずは、帰ってきたら商品が届いておりましたのでそちらから。
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野田琺瑯のケトル各種入荷となりました。
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道具箱も入荷です。
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TUTU(筒)3サイズ入荷です。

シール蓋と琺瑯蓋の2重蓋が可能で、湿気や乾燥を防ぎ香りを逃しません。

茶葉やコーヒー豆の保存、調味料やショートパスタ等を入れても便利。

洗える茶筒というのも最大の魅力です。


WECKのクッキングレシピ本もついに入荷です。

お問い合わせ頂いてました方々、遅くなりました。
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WECKのガーゼタオルも入荷です。

100%天然素材の6重ガーゼを使用しています。

軽く吸水性も良いので布巾としてOK。

紐付きで掛けておけるのも便利。



そして、仕入旅・・

福島県より

会津本郷焼(伝統的工芸品)

マタタビザル

ネズコ(黒檜)の曲げ輪

シナの木のヘラ

あけび蔓細工

ヒロロ細工(伝統的工芸品)

会津桐製品

上川崎和紙

宮城県は岩出山の竹細工です。

お店に出しきる場所がないので少しづつ紹介していきたいと思います。
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現地でしか購入出来ないうつわを中心に仕入してきました。
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会津の起き上がり小法師の箸置き。

手前が本物の小法師。


二本松市の上川崎和紙。
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数名の紙漉き職人さんと協力して地元のおばあちゃん手作りののし袋と一筆箋。

鶴は袋の一部で作られています。つまり折った鶴を付けているのではなく

広げると一枚と言う事です。

和紙の原料の楮(こうぞ)も植えて栽培しています。

大量に作れないからこその手仕事のあたたかさを感じて下さい。


明日から少しづつ紹介いたしますのでお楽しみに。




福島県には『手仕事』が込められすぎていました。




※明日は土屋館わいわい広場に出店しますので午後3時よりお店を開けます。

和装はきもの・小物 加藤さんの前にいますので遊びに来て下さい。

9月ちらし両面


20120918

秋田の手しごと、暮らしごと

[カテゴリ:店日記]
[コメント:]

先日、あきた産業デザイン支援センターさまが取材に来てくれました。

内容は・・

「伝統的な技術を活かしつつ、現代生活に合わせ新しくデザインされたもの。
職人の確かな腕が生み出す、スタンダードで長く使い続けられる道具。
若手作家による瑞々しくも親しみやすい、毎日使いたい器。
ふるさとの手しごとと真摯に向き合い、作り手を応援するお店。
秋田の様々な手しごとの”今”をご紹介します。」



自分よりも若い方たちがキッチリとお話しを聞いてくれて

こんなにステキなバナーを作ってくれました。
mincaさん1
9/15~16の期間中で約900名も来場してくれたそうで大変嬉しいです。

何よりも担当の方より今日もらったメールの中で

お客様にとても喜ばれ、秋田の魅力を再発見した、

内容を本にして欲しい等々の声を聞いて

出展者の何を見せるか、

どう伝えるかをストレートに引き出してくれたんだなぁと

感謝感激です。



つながりが出来て、

自分の内に秘めた想いを素直に受け止めてくれる人達がいる。

自分の信じているものが

本当の意味で自信につながっていく。

だから、深くどっぷりと、地域に地元に根付いていきたい。

そして、これからも自分の道を進んでいきたい。




今回取材に来てくれた方達が、自分達のルートや目で見つけてきたコトと

聞いて感じたコトがあったからこその大盛況。

ご苦労様とありがとうを・・


展示会c




あきたには『見つける』が込められています。






20120914

水を取る

[カテゴリ:入荷情報]
[コメント:]

これを見てすぐわかる方は毎日頑張っております。
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ホーローの水取器です。

何の水を取るかはお店に来てご確認を!

臭いが付かない不活性も起こさない、ホーローならではの商品です。

野田琺瑯製ですがHPには載っていませんので

これを見た方は悩んでみてください。



タイのイガット(絣)の鍋つかみが入荷しております。
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台所にポロンとぶら下がってあるだけで使い込みたくなります。




水取器には『ふるさとの味』が込められています。